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OP戦初勝利のカブス・今永昇太 イニング間の調整に課題「2回の1球目からはいい球が行かなかった」

2024年3月9日 15:25
OP戦初勝利のカブス・今永昇太 イニング間の調整に課題「2回の1球目からはいい球が行かなかった」
マリナーズ戦に先発したカブス・今永昇太投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLBオープン戦 カブス9-5マリナーズ(日本時間9日、米・アリゾナ)

カブスの今永昇太投手が9日、マリナーズとのオープン戦に先発登板し、3回5奪三振2失点で初勝利を飾りました。

今永投手は初回、先頭バッターのテイラー選手を1球でセンターフライに打ち取ると2番・レイリー選手をスライダーで見逃し三振。3番・フランス選手に四球を許しますが、4番・ムーア選手を93マイル(約150キロ)のストレートで空振り三振に仕留め、この回を終わらせます。

しかし2回、先頭のウリアス選手に一発を打たれると、続くマーロ選手にもヒットを許します。その後、1アウト3塁になると8番・ブリス選手にレフト前タイムリーを打たれこの回2失点目。初回とは打って変わって苦しいピッチングとなった今永投手は、その後もヒットを許し1アウト2、3塁とピンチを招きますが、最後はストレートで2者連続三振を奪いピンチを切り抜けます。

4点のリードをもらった3回は、1アウトからこの日2つ目の四球を許しますが後続をきっちり抑えこの回で降板となりました。今永投手は3回打者15人に対し57球投げ、被安打4、2四球、5奪三振、2失点という投球内容で勝利投手となりました。

試合後、今永投手は「2回に球数を費やしてしまったところがあったので、そこは早く修正をしなければいけなかった。不用意なボールをタイムリー打たれたりホームランを打たれたので、次こそしっかりとそのミスを克服したい」と反省の言葉を口にしました。

また、苦しい展開が続いた2回については「イニング間でキャッチボールができなかったりとか、その中で自分なりの調整方法とかアジャストをしようとしたんですけど、2回の1球目からはいい球が行かなかった」と、日本とは違うイニング間の調整に苦慮していることを明かしました。

それでも「コーチから、やりようはたくさんあるし、日本のようにキャッチボールができる環境をなるべく作るし、僕もこっちの野球に取り組んでいる以上は、自分のやりたいこともできないということも頭に入っている。何かうまくやってということを見つけていきたい」と話しました。

また、カブスの鈴木誠也選手もこの日「2番・左翼」で出場し今永投手とともに日本人コンビ初共演。3打数2安打1打点と勝利に貢献しました。
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