【全日本大学駅伝選考会】神奈川大が盤石のトップ通過 創価大は初出場 大東大は新監督のもと5年ぶり伊勢路へ
初の10000mレースで好成績の神大・宮本陽叶選手(写真:日刊スポーツ/アフロ)
6月19日、全日本大学駅伝関東学連推薦校選考会が相模原ギオンスタジアムで開催されました。この選考会は、1校2人ずつ、4組で10000mのレースを行い、その合計タイムを争います。11月に開催される本大会に出場できるのは7大学。20大学が7枚の切符を巡って激戦を繰り広げました。
【神奈川大はエントリータイム下位もトップ通過】
トップ通過を果たしたのは神奈川大学でした。1組目では、期待のルーキー・宮本陽叶(はると)選手がチームに勢いをもたらします。これが初めての10000mのレースでしたが、昨年の全国高校駅伝4区区間賞の実績に違わぬ力強い走りで、大混戦の2位争いを制しました。4年生の有村祐亮選手も、しっかり7着にまとめ、1組目を総合2位と好スタートを切りました。
その後も、2組目で島崎昇汰選手(4年)が5着、尾方馨斗選手(3年)が9着、3組目で小林篤貴選手(3年)が2着、宇津野篤選手(3年)が5着と、安定したレース運びを見せ、最終組を前に総合トップに立ちます。
各校のエースや留学生が多く出場する最終4組では、山崎諒介選手(4年)が28分台の自己ベストをマークし9着と好走。巻田理空選手(3年)も最後まで粘り24着に入りました。
神奈川大は、エントリータイムでは20校中16番目と苦戦も予想されていました。ですが、ライバル校に誤算があった一方で、神奈川大の選手たちはきっちりと力を出し切り、蓋を開けてみれば、総合2位の東洋大に約19秒差をつける快勝を見せました。
「うちは予定通りの布陣をそろえられたが、他校の布陣がそろっていなかったのでチャンスはあると思っていた。トップ通過はおまけだと思います」と、大後栄治監督は勝因を分析しつつも、気を引き締め直していました。
神奈川大は、男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(現・富士通)を擁して2017年に優勝を果たしていますが、本大会出場は4年ぶりになります。
【創価大は初出場】
総合2位通過は、昨年の本大会で10位に終わり、14年ぶりにシード権を落とした東洋大学でした。途中苦戦する場面もありましたが、最終4組では松山和希選手(3年)が日本人トップの5着となり、順位を押し上げました。
総合3位には創価大学が入りました。箱根駅伝では3年連続シード権を獲得中ですが、全日本大学駅伝には初出場となります。エントリータイムはトップでしたが、1組目を終えて総合11位、2組目を終えた時点でも9位と通過圏外と、序盤は出遅れました。それでも、3組目で通過圏内に入ると、最終組ではエースのフィリップ・ムルワ選手(4年)が、2位に約17秒差をつけてトップでフィニッシュし、順位をさらに押し上げました。
4位には東海大学、5位に大東文化大学、6位に中央学院大学、7位に日本大学と続き、以上の7校が本大会への出場を決めました。
【大東大は新監督のもと復活出場】
5位の大東大は、仙台育英高陸上部の長距離男子前監督で、今季母校の監督に就任した真名子圭(まなこ・きよし)氏のもとで、5年ぶりの本大会を決めました。箱根駅伝では3年連続で予選会敗退と不振が続いていますが、今季はチームに勢いがあります。伊勢路に続き、箱根路にも復活となるでしょうか。
一方で、7大会連続で出場していた帝京大学は9位に終わり、連続出場が途切れました。上位通過候補だった法政大学も、14位に終わり、本大会連続出場を逃しました。
関東地区からは、昨年の本大会でシード権を獲得した駒澤大学・青山学院大学・順天堂大学・國學院大學・東京国際大学・早稲田大学・明治大学・中央大学の8校に、今回の選考会を突破した7校を加えた計15校が、11月の全日本大学駅伝に出場します。
【神奈川大はエントリータイム下位もトップ通過】
トップ通過を果たしたのは神奈川大学でした。1組目では、期待のルーキー・宮本陽叶(はると)選手がチームに勢いをもたらします。これが初めての10000mのレースでしたが、昨年の全国高校駅伝4区区間賞の実績に違わぬ力強い走りで、大混戦の2位争いを制しました。4年生の有村祐亮選手も、しっかり7着にまとめ、1組目を総合2位と好スタートを切りました。
その後も、2組目で島崎昇汰選手(4年)が5着、尾方馨斗選手(3年)が9着、3組目で小林篤貴選手(3年)が2着、宇津野篤選手(3年)が5着と、安定したレース運びを見せ、最終組を前に総合トップに立ちます。
各校のエースや留学生が多く出場する最終4組では、山崎諒介選手(4年)が28分台の自己ベストをマークし9着と好走。巻田理空選手(3年)も最後まで粘り24着に入りました。
神奈川大は、エントリータイムでは20校中16番目と苦戦も予想されていました。ですが、ライバル校に誤算があった一方で、神奈川大の選手たちはきっちりと力を出し切り、蓋を開けてみれば、総合2位の東洋大に約19秒差をつける快勝を見せました。
「うちは予定通りの布陣をそろえられたが、他校の布陣がそろっていなかったのでチャンスはあると思っていた。トップ通過はおまけだと思います」と、大後栄治監督は勝因を分析しつつも、気を引き締め直していました。
神奈川大は、男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(現・富士通)を擁して2017年に優勝を果たしていますが、本大会出場は4年ぶりになります。
【創価大は初出場】
総合2位通過は、昨年の本大会で10位に終わり、14年ぶりにシード権を落とした東洋大学でした。途中苦戦する場面もありましたが、最終4組では松山和希選手(3年)が日本人トップの5着となり、順位を押し上げました。
総合3位には創価大学が入りました。箱根駅伝では3年連続シード権を獲得中ですが、全日本大学駅伝には初出場となります。エントリータイムはトップでしたが、1組目を終えて総合11位、2組目を終えた時点でも9位と通過圏外と、序盤は出遅れました。それでも、3組目で通過圏内に入ると、最終組ではエースのフィリップ・ムルワ選手(4年)が、2位に約17秒差をつけてトップでフィニッシュし、順位をさらに押し上げました。
4位には東海大学、5位に大東文化大学、6位に中央学院大学、7位に日本大学と続き、以上の7校が本大会への出場を決めました。
【大東大は新監督のもと復活出場】
5位の大東大は、仙台育英高陸上部の長距離男子前監督で、今季母校の監督に就任した真名子圭(まなこ・きよし)氏のもとで、5年ぶりの本大会を決めました。箱根駅伝では3年連続で予選会敗退と不振が続いていますが、今季はチームに勢いがあります。伊勢路に続き、箱根路にも復活となるでしょうか。
一方で、7大会連続で出場していた帝京大学は9位に終わり、連続出場が途切れました。上位通過候補だった法政大学も、14位に終わり、本大会連続出場を逃しました。
関東地区からは、昨年の本大会でシード権を獲得した駒澤大学・青山学院大学・順天堂大学・國學院大學・東京国際大学・早稲田大学・明治大学・中央大学の8校に、今回の選考会を突破した7校を加えた計15校が、11月の全日本大学駅伝に出場します。