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【中日】打ち合い制し逆転勝利 涌井が緊急降板も打線が10得点と奮起 守護神マルティネスが3連投

2024年7月13日 17:35
【中日】打ち合い制し逆転勝利 涌井が緊急降板も打線が10得点と奮起 守護神マルティネスが3連投
中日・立浪和義監督
プロ野球セ・リーグ 中日10-8阪神(13日、バンテリンドーム)

中日は乱打戦を制して、阪神に逆転勝利しました。

先発の涌井秀章投手は初回3者凡退のスタート。しかし2回はアクシデントがあったのか、投球練習中に首脳陣と話した後、緊急降板します。2番手として土生翔太投手がマウンドへ。守備のミスも絡みピンチを招くと、大山悠輔選手に2点タイムリーで先制を許しました。

それでも直後の攻撃では、高橋周平選手の2号3ランで逆転に成功。さらに3回にはカリステ選手と福永裕基選手の連続タイムリーが飛び出し、阪神先発の伊藤将司投手から3回5点を奪います。

ところが4回は土生投手が2つの四球とヒットで1アウト満塁とし、齋藤綱記投手へ交代。2アウトから2本のタイムリーを浴び、試合を振り出しに戻されます。

さらに5回には齋藤投手が2アウトから内野安打と送球エラーでピンチを招くと、坂本誠志郎選手と小幡竜平選手に連続タイムリーを献上。3点を追う劣勢となります。

それでも再び打線が奮起。漆原大晟投手からノーアウト満塁とし、3番カリステ選手の犠牲フライで1点を返すと、4番福永裕基選手はこの日3安打目となるタイムリーを放ち、1点差となります。

なおも続く1アウト1、2塁の好機では、5番細川成也選手が4番手の浜地真澄投手の変化球をレフト線へはじき返し、2点タイムリーツーベースで逆転に成功。さらに5回途中からリリーフ登板している藤嶋健人投手が、今季初打席で2018年以来となるヒットを放ち、さらに1点を追加。この回一挙5点を奪いました。

中日は清水達也投手、松山晋也投手と無失点リレー。最後は3連投となったマルティネス投手がピンチを背負いますが、無失点で締めて28セーブ目を挙げました。

阪神との乱打戦を制し、逆転勝利の中日。3番カリステ選手、4番福永選手、5番細川選手がそろって2打点をマークするなど、4月29日以来今季2度目の2桁得点を記録。5回途中からリリーフ登板し、タイムリーヒットも放った藤嶋投手が今季2勝目です。またチームは連勝で借金を4に減らしました。
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