首位阪神の原動力が“近本光司”だと感じる理由 森下の勝ち越し2ランを引き出した『足のプレッシャー』
◇プロ野球セ・リーグ 阪神4-2広島(30日、甲子園球場)
2位広島との首位攻防第3戦を制した阪神。18年ぶりの優勝へ快進撃を続ける原動力は、やはり“近本光司”だと感じさせる試合でした。
1番センターで先発出場した近本光司選手。3回の第2打席、1アウト2塁の場面で大瀬良大地投手からショートの頭を越える鮮やかな一打で6試合連続ヒットをマークします。するとすかさず2塁へ今季15個目の盗塁を決め、ゲッツーの心配がなくなる2、3塁とチャンスが拡大。続く中野拓夢選手の内野ゴロの間にチームへ先制点をもたらしました。
この“走るプレッシャー”は次の攻撃で大瀬良投手も感じていたのかもしれません。6回、先頭の近本選手は追い込まれてから2球粘り、7球目をライト前へ4試合連続マルチヒットを記録。続く中野選手の打席では、1球、2球、3球と牽制をもらい広島バッテリーも警戒をしていました。
中野選手は三振に倒れますが、3番のドラフト1位ルーキー森下翔太選手の打席、1球牽制を入れてからの初球でした。インコースに入った145キロのストレートをとらえると、打球はレフトスタンドへ、大きな勝ち越し2ランとなりました。
「思い切って積極的にスイングしにいった結果」と振り返った森下選手。大事な場面で大きな一発を放ったルーキーは当然称賛されますが、近本選手が盗塁を警戒させ広島バッテリーに初球ストレートを選択させたとも感じさせるプレーでした。
この日、近本選手は初回の守備でもセンター前へ落ちそうな当たりを見事なスライディングキャッチ。打って、走って、守って、ダイアモンドで光り輝きました。
振り返れば今月2日の巨人戦で死球を受け負傷。4日に右ろっ骨の骨折で戦線を離脱しました。それでも22日には1軍に復帰。不在の間、チームは5勝6敗でしたが、近本選手復帰後は5勝2敗1分と7月は貯金を3つ増やすことができました。それもあってか3回の打席では、インコースにボールが行くだけで甲子園球場から怒号のような声が。しかしそのファンの声こそが近本選手の存在の大きさを表しているのではないでしょうか。
2位広島との首位攻防第3戦を制した阪神。18年ぶりの優勝へ快進撃を続ける原動力は、やはり“近本光司”だと感じさせる試合でした。
1番センターで先発出場した近本光司選手。3回の第2打席、1アウト2塁の場面で大瀬良大地投手からショートの頭を越える鮮やかな一打で6試合連続ヒットをマークします。するとすかさず2塁へ今季15個目の盗塁を決め、ゲッツーの心配がなくなる2、3塁とチャンスが拡大。続く中野拓夢選手の内野ゴロの間にチームへ先制点をもたらしました。
この“走るプレッシャー”は次の攻撃で大瀬良投手も感じていたのかもしれません。6回、先頭の近本選手は追い込まれてから2球粘り、7球目をライト前へ4試合連続マルチヒットを記録。続く中野選手の打席では、1球、2球、3球と牽制をもらい広島バッテリーも警戒をしていました。
中野選手は三振に倒れますが、3番のドラフト1位ルーキー森下翔太選手の打席、1球牽制を入れてからの初球でした。インコースに入った145キロのストレートをとらえると、打球はレフトスタンドへ、大きな勝ち越し2ランとなりました。
「思い切って積極的にスイングしにいった結果」と振り返った森下選手。大事な場面で大きな一発を放ったルーキーは当然称賛されますが、近本選手が盗塁を警戒させ広島バッテリーに初球ストレートを選択させたとも感じさせるプレーでした。
この日、近本選手は初回の守備でもセンター前へ落ちそうな当たりを見事なスライディングキャッチ。打って、走って、守って、ダイアモンドで光り輝きました。
振り返れば今月2日の巨人戦で死球を受け負傷。4日に右ろっ骨の骨折で戦線を離脱しました。それでも22日には1軍に復帰。不在の間、チームは5勝6敗でしたが、近本選手復帰後は5勝2敗1分と7月は貯金を3つ増やすことができました。それもあってか3回の打席では、インコースにボールが行くだけで甲子園球場から怒号のような声が。しかしそのファンの声こそが近本選手の存在の大きさを表しているのではないでしょうか。