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「53キロ級は絶対自分がパリ五輪で優勝」レスリング藤波朱理が天皇杯3連覇 連勝記録は『106』

2022年12月26日 5:55
「53キロ級は絶対自分がパリ五輪で優勝」レスリング藤波朱理が天皇杯3連覇 連勝記録は『106』
天皇杯女子53キロ級優勝で笑顔の藤波朱理選手

◇天皇杯全日本レスリング選手権(12月22日~25日、駒沢)

24年パリ五輪の1次選考会も兼ねている今大会。女子53キロ級決勝では去年世界選手権金メダルの藤波朱理選手(19)が強さを見せつけました。

決勝の相手は奥野春菜選手(23)。東京五輪金メダルの志土地真優選手(旧姓:向田)を準決勝で破り、勝ち上がってきました。

藤波選手は開始40秒、不利な体勢になるも、うまく返し2ポイントを先制。その後試合後半にもポイントを重ね、5-0の無失点で勝利を飾りました。

これで大会3連覇、自身の公式戦の連勝記録を「106」に伸ばしました。試合終了直後には、セコンドについていた父・俊一さんとがっちり握手。8月末にはケガの影響で、9月の世界選手権、10月のU23世界選手権の出場を断念。4か月ぶりの実戦となった今大会で結果を残しました。

「ケガはすごく苦しかったけど、まずこの試合に勝つことが第一だと思ってたのでよかった」と、これまでのつらかった気持ちを涙ぐみながら話した藤波選手。

この日の優勝で、一歩近づいたパリ五輪については「パリ五輪は小さい時から目指していた場所。目指せること自体ありがたいこと。53キロ級は絶対自分がパリオリンピックに行って優勝します!」と力強く話しました。

五輪階級の選手は、この天皇杯と来年6月に開催される明治杯・全日本選抜選手権との2大会で優勝すれば、23年9月の世界選手権代表に選ばれます。そして世界選手権で3位以内に入れば、24年パリ五輪の代表入りが確定します。

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