「めっちゃ楽しかった」プロ初登板の巨人・京本眞 村上宗隆を打ち取り2年前のリベンジ果たす
育成出身の巨人・京本眞投手が4点ビハインドの6回にプロ初登板。ヤクルトの村上宗隆選手、サンタナ選手、山田哲人選手の好打者を三者凡退に抑え1回無失点、上々のデビューを飾りました。
1軍に昇格した前日は「特別うれしさもないし、緊張もない」と話していた京本投手でしたが、登板後には「めっちゃ緊張しました。投げ終わった後、いろんな人にナイスピッチと言われて、めっちゃ嬉しかったですし、めっちゃ楽しかった」と正反対の感想。「緊張して体に力が入らなかった。その中でもしっかり大城さんのミットを信じて腕を振れた」と投球を振り返りました。
デビュー戦最初のバッターは球界を代表するヤクルト・村上選手。前日から「村上さんがまわってきそう」と思っていたという京本投手。実は22年に行われた侍ジャパンと巨人の強化試合で、村上選手と対戦しホームランを浴びていました。
この日はストレートで村上選手をレフトフライに打ち取り、見事リベンジを果たした京本選手。「2年前ホームランを打たれているので、初球はまっすぐだろうと。危なかったですけど、ぎりぎりフェンス越えなくて良かったです」と対戦を振り返りました。
さらに、村上選手に対して投じたストレートについては、「監督がずっとキャンプのときから言ってる、『困ったらど真ん中真っ直ぐ』というのを貫こうと思って、ど真ん中めがけて真っ直ぐ投げました」と話しました。
登板後のベンチでは杉内俊哉投手チーフコーチから「初登板おめでとう」と声をかけられ記念のボールを受け取りました。「初勝利とかではないのでとりあえず自分で持っておいて、親が来たら親に渡そうかな」と話します。プロとしての第一歩を踏み出し、次は初勝利を狙う京本投手。「ようやくプロ野球選手がスタートしたと思うので、これから今年に限っては一試合でも多く投げて、自分が投げる試合はしっかり0で抑えるつもりで、やっていきたいと思います」と力強く意気込みました。