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【中日】GG賞の岡林勇希 今季一番の守備は阪神・近本を封じた好プレー 先輩右腕の勝利をもたらす1シーン

2023年12月1日 11:01
【中日】GG賞の岡林勇希 今季一番の守備は阪神・近本を封じた好プレー 先輩右腕の勝利をもたらす1シーン
中日・岡林勇希選手
プロ野球の第52回三井ゴールデン・グラブ賞の授賞式が30日に行われ、セ・リーグの外野手部門を受賞した中日岡林勇希選手が、今季一番のプレーを語りました。

今季は初めて全143試合フルイニング出場を達成。昨季はライトとしての出場が主でしたが、今季はセンターを125試合を守りました。27日に発表された2023年度ベストナイン賞でも、2年連続2度目の受賞となりました。

守備を「一番大事にやってきた」という岡林選手にとって、守備の名手に贈られるこのタイトルは「一番欲しい賞」と話します。「何年連続という長い期間取りたい気持ちが強いので、まずは取れてすごくうれしかったです」と2年連続の受賞に喜びを口にしました。

岡林選手は自身の受賞理由について、持ち味の広い守備範囲に加え、肩での抑止力を評価されたのではないかと分析。今季もっとも印象的だった守備については、「梅津さん(梅津晃大投手)の今シーズン初勝利の試合」である、9月25日の阪神戦での1シーンを挙げました。

この試合では2-1と1点リードで迎えた8回、阪神の先頭打者である代打・近本光司選手の打球がセンター方向へ上がります。この打球を、岡林選手は前方に走って追いかけると、地面すれすれでスライディングキャッチ。一時はヒット扱いとなりますが、リプレー検証の末判定は覆り、アウトとなりました。このプレーもあって中日は8回を三者凡退で終えると、そのまま2-1で勝利しています。

岡林選手はこのシーンを「自分の中で今シーズン一番良かったです。先頭バッターで、1点差の中で勝負できたというのは自分の中でも思い切ってプレーできたのかなと思います」と振り返りました。

また、来季に向けて「今年はセンターを中心にやって、うまくいくことは少なかったですが、ある程度はできたのかなと思います。ただもったいないミスがあったので、そこは反省して来シーズンにつなげたいです。来シーズンもゴールデングラブ賞を取れるように、そしてチームの順位を上げられるように、まず守備から頑張っていきたいと思います」と語っています。

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