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天皇杯2年ぶり8強進出逃す 三沢が加入後初ゴールも J1鹿島に終盤で逆転許す J2甲府 山梨県

2024年8月21日 21:06
天皇杯2年ぶり8強進出逃す 三沢が加入後初ゴールも J1鹿島に終盤で逆転許す J2甲府 山梨県
 サッカーの天皇杯全日本選手権大会のラウンド16(4回戦)が21日に行われ、J2・ヴァンフォーレ甲府は山梨県甲府市「JIT リサイクルインク スタジアム」でJ1・鹿島アントラーズと対戦。1-2(1-1、0-1)で逆転負けを喫し、2年ぶりとなる8強進出を逃しました。

 甲府は4日前のJ2リーグ戦から先発を7人変更。ボランチはMF佐藤和弘とMF木村卓斗のコンビに。ウイングバックは左にMF小林岩魚、右にMF飯田貴敬が起用されました。シャドーはFW三沢直人とFW宮崎純真のコンビで、ワントップはFW三平和司が先発しました。

 リーグ戦に続いて先発し、ボランチを本職とするDFヘナト・アウグストは、3バックの右に入りました。

 J1で現在3位につける強豪に対し、甲府は前半、守勢に。それでも6分に木村、18分に三沢がシュートを放つなど得点機を伺います。

 すると29分、スルーパスに抜け出した宮崎がクロスを上げると、三沢が高い打点でヘディングシュートを繰り出し、加入後初ゴール。先制に成功しました。

 直後から鹿島の猛攻を受けますが、相手シュートがポストに弾かれたり、GK渋谷飛翔が好セーブを見せたりと、何度もピンチを切り抜けました。

 しかし、アディショナルタイム、鹿島の守備陣にヘディングではね返されると、一気に最終ラインの裏へ抜け出され、失点。1-1の同点で試合を折り返しました。

 甲府は後半途中から、FWマクーラやFW武富孝介、MF荒木翔を投入。すると、36分にはマクーラがペナルティーエリアに進入し、クロスに武富が合わせ、途中出場の選手で決定機を作りました。

 さらに38分、FWアダイウトンと大卒ルーキーで下部組織出身のDF井上樹(甲府市出身)を投入。総力戦で勝負をかけると、39分にはカウンターからマクーラが持ち上がり、アダイウトンに。シュートを放ちますが、惜しくもキーパー正面となります。

 すると44分、コーナーキックを頭で合わされ、逆転ゴールを許しました。3年連続の鹿島戦でしたが、3連勝とはなりませんでした。

 甲府のJ2リーグ次節は25日にアウェーで行われ、18位・栃木SCと対戦します。
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