去年の記録的大雨 秋田市が80代男性を5人目の災害関連死と認定
秋田市は、去年7月の記録的な大雨で被災してその後亡くなった80代の男性1人を、新たに災害関連死と認定しました。
秋田市内で、去年の大雨に伴う災害関連死と認定されたのは、5人目です。
秋田市が新たに災害関連死と認定した80代の男性は、大雨で被害があった自宅の2階で避難生活を続け、その後亡くなりました。
災害関連死かどうかを審査する委員会は、男性が、避難生活が原因で体力が低下し、持病も悪化したことで亡くなったと判断しました。
今月10日に開かれた委員会の中では、大雨のあとに亡くなった、別の1人についても審査を行いましたが、災害と死亡に因果関係があるとは判断されず、災害関連死と認定されませんでした。
秋田市が、去年7月の記録的な大雨による災害関連死と認定した人は、これで合わせて5人となり、認定されなかったのは、3人となりました。
秋田市によりますと、災害関連死にあたるかどうか、市に相談が寄せられている事例はほかに3件あるということで、今後も追加で審査が行われる可能性があります。
災害関連死にあたるかどうかの相談窓口は、秋田市の地域福祉推進室で、電話番号は、018-888-5661です。