中山秀征、車は「常に憧れの存在」 初の愛車は23歳で購入した『シボレー カマロ』

■初の愛車は『シボレー カマロ IROC-Z』 23歳で購入、決断の言葉とは
中山さんが運転免許を取得したのは21歳の時。その後、23歳で手に入れた初めての愛車が『シボレー カマロ IROC-Z』でした。1960年代からアメリカを象徴するスポーツカーとして絶大な人気を誇ってきた『カマロ』が1982年に第三世代へ進化。なかでも『IROC-Z』は、『カマロ』のハイパフォーマンスモデルである『Z28』のパッケージオプションとして1985年に発売されました。
『カマロ』購入を考えていた当時を、中山さんは「免許を取って1台目ですから、そんなにまだいい車に乗らなくてもいいんじゃないっていう声もあったり。しかもお金もそんなにないから」と振り返り、「ちょうどオープンカーで『ユーノスロードスター』っていうのが出て、大人気になったんですよ。それでもいいかなって思っていた。そうしたら当時のマネージャーの関口さんが“お前、タレントだろ。俺らには手が届かない車を買えよ!”って」と、かけられた言葉を思い出していました。
しかし、当時の値段で500万~600万円だったという『カマロ』。その値段の高さから決めきれずにいたところ「関口さんが“中山、買えるようになりゃいいんだろ! この車を払えるような仕事をすればいいんだ! だから買え”って」とマネージャーの一言が後押しになったといいます。
■ライフスタイルの変化、少年野球と『メルセデス・ベンツ R500 4MATIC』
中山さんはその後、25歳の時には『キャデラック フリートウッド』、28歳では『ダッジ ラムバン』に乗っていたといいます。そして、2006年の39歳の時の愛車は『メルセデス・ベンツ R500 4MATIC』。ラグジュアリーモデルとして登場したこの車は、広い室内空間とステーションワゴンの機能性、さらに独自のフルタイム四輪駆動システムによる優れた走破性を兼ね備えています。
1998年に元タカラジェンヌの白城あやかさんと結婚し、1999年に長男の翔貴さんが誕生。その後、3人の男の子が誕生し、6人家族となった中山さん。ライフスタイルが大きく変化したことから、ファミリーカーを選んだそうです。また、子どもたちは少年野球に打ち込んでいたそうで、「みんな野球でドロドロで。ソファに泥よけシート、下に受け皿。だから泥まみれでも大丈夫っていう。ファミリーというのはこの『Rクラス』が象徴的ですね」と家族の思い出を語りました。
■子どもの頃からの憧れ『ロータス ヨーロッパスペシャル』
現在の愛車『メルセデス・ベンツ G400d』は、直列6気筒クリーンディーゼルエンジン『OM656』を搭載しています。2021年に購入したという中山さん。芸能界でも乗る人が多くテレビ局などでは「油断してると間違える。だから(購入を)迷ったんだけど、乗ってみたらやっぱりいいですね」と乗り心地を実感していました。
そして、最後に登場したのは“子どもの頃から憧れていた”という、1972年発売の『ロータス ヨーロッパスペシャル』。大人気漫画『サーキットの狼』に登場し、スーパーカーに少年たちが熱狂していた当時、『ロータス』初の量産ミッドシップスポーツカーの最終モデルとして登場した『ヨーロッパスペシャル』。約700キロの軽量ボディーに、ヨーロッパ仕様で126馬力を発生するビッグバルブユニットのツインカムエンジンを搭載(日本版は113馬力)しています。
中山さんは、憧れの『ロータス ヨーロッパスペシャル』を間近に見て「僕らの時はスーパーカーショーっていうのがあったんです。デパートにスーパーカーが来るわけです。『ロータス ヨーロッパ』とか『フェラーリ』とかが来る、それを子どもたちがカメラを持って撮るわけですよ、それが楽しみでね、撮ったもん」と大興奮していました。
最後に、中山さんにとって車とは「常に憧れの存在。だから時代が変わってもあの憧れは変わらないでしょ。また新しい憧れもそこにはあるでしょ。いつの時代でも必ずそこに憧れがある」と語りました。
(3月22日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)