風物詩に異変 寒さで梅の花や河津桜が開花遅れ 恒例の「梅まつり」は見ごろを迎える前に終了 大分
2月は厳しい冷え込みが続いていますが、この寒さは例年だとこの時期に見ごろを迎える花の開花にも影響を与えています。
大分県内のウメや河津桜の名所を取材しました。
◆TOS山路謙成アナウンサー
「吉野梅園では例年のこの時季、多くの梅の花が咲くそうですが、ことしはまだほとんどがつぼみの状態で花は数輪しか咲いていません」
およそ450本のウメが植えられている大分市の吉野梅園です。
普段であれば、花が見ごろを迎える時季ですが、25日はまだ多くがつぼみの状態でした。
2025年は寒気が長期的に流れ込んだ影響で開花が遅れているということです。
◆訪れた人
「いつも2月の10日くらいには満開だけどな。満開になったらまた来たい。家族と一緒に」
恒例の「吉野梅まつり」は花が見ごろを迎える前に24日で終了しました。
開花が遅れていることから、大分市は露店が出店できる期間を延長したということです。
一方、こちらは津久見市の四浦半島です。
5000本以上が咲き誇る河津桜の名所で、普段であればこの時季は濃いピンクの花と青い海とのコントラストが絶景を織りなしています。
しかし、こちらでも開花が例年より3週間ほど遅れています。毎年恒例の「河津桜まつり」は見ごろにあわせて期間が延長されました。
ただ、26日から県内に暖かい空気が流れ込むため、気温は平年より2度から3度ほど高くなりそうです。
遅れていた開花が一気に進むことが期待されます。