上期の経常収支 2期ぶりの黒字に
海外とのモノやサービスなどの取引を示す今年度上半期の日本の経常収支は貿易赤字が続く一方、海外の子会社からの配当金が増えたことなどから2期ぶりの黒字となった。
今年度上半期(2014年4~9月)の日本の経常収支は2兆239億円の黒字だった。黒字は2期ぶり。一方、貿易収支は火力発電用の液化天然ガスの輸入が増えたことなどから上期として過去最大の4兆3974億円の赤字となった。しかし、海外の子会社からの配当金などによる第一次所得収支が半期ベースで過去最大となる9兆1487億円の黒字となり、貿易赤字を上回った。
また、あわせて発表された今年9月の日本の経常収支も9630億円の黒字となった。黒字は3か月連続。