惜しまれつつ…ホテルオークラ本館営業休止
オープンから50年以上がたった東京・港区の老舗ホテル「ホテルオークラ東京」の本館が、31日の営業をもって一時閉館となる。
1962年に建設された「ホテルオークラ東京」の本館。老朽化を理由に31日午後11時に一時閉館(別館は営業継続)することとなった。
ロイヤルスイートルームには、アメリカのニクソン元大統領や俳優のハリソンフォードさんら世界のVIPが宿泊。53年間、日本有数の高級ホテルとして利用されてきた。
ホテルオークラ東京フロントサービス課・内山千恵さんは「この本館ロビーというのは特別な場所なので、なくなってしまうということはとても複雑な心境ですが、今後のことを考えるととても楽しみですね」と話した。
新しいホテルオークラは、41階建てと16階建ての2棟が建てられ、東京オリンピック・パラリンピックの前、2019年春のオープンを目指す。
最後の一日となった31日は午後6時すぎから、さよならコンサートも開かれ、本館の閉館を惜しむ人々が訪れた。