NYダウ13ドル高 終値1万7990ドル
26日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油先物価格が上昇した一方で、発表された経済指標が市場予想を下回ったことから売り買いが拮抗する展開となり、ダウ平均株価は13ドルほど値を上げて取引を終えた。
26日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比13ドル08セント高の1万7990ドル32セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は7.47ポイント下げて4888.31だった。
この日は、原油先物価格が値を上げたことから株式市場も買いが先行して始まった。一方、発表された新築住宅販売件数や消費者信頼感指数といった経済指標が市場予想よりも低かったことが、株式市場への重しとなった。結局、売り買いが拮抗する形で大きな値動きのないまま取引を終了している。
市場関係者は「あすのFOMC(=連邦公開市場委員会)の金融政策の発表を控えて、様子見の雰囲気がきょうも強かった。あすの利上げはない見通しだが、次回6月の会合に向けて、どのようなメッセージが出るか市場は注目している」と話している。