NY株 経済指標結果で値動き激しい一日に
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、さまざまな経済指標の結果によって値動きの激しい一日となった。結局、ダウ平均株価は前の日に比べ2ドルほど上げて取引を終えた。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日比2ドル47セント高の1万7789ドル67セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は4.20ポイント上げて4952.25だった。
この日は、中国の5月の製造業に関する指数が低調だった流れを受けて、取引開始直後から売り注文が入り、ダウ平均株価は、一時120ドル以上下がった。その後、アメリカの製造業景況指数が市場予想に反して前の月を上回ったことが発表されると、買い注文が優勢となり値を戻した。一方で、今週末に雇用統計の発表が控えていることなどから様子をみる動きもみられた。
市場関係者は「利上げは7月に行われるイギリスのEU離脱を問う国民投票以降になるとの見方が多いものの、今週末の雇用統計の結果次第では6月に利上げを実施する可能性も残されている」と話している。