通販大手アスクルの株主総会を来週に控え、筆頭株主のヤフーがアスクルの創業者である岩田社長の再任に反対する議決権行使をしたと発表した。

アスクルの約４５％の株をもつヤフーは、アスクル創業者の岩田彰一郎社長の続投に反対する理由として、低迷する業績の早期回復や経営体制の若返りなどに抜本的な変革が必要であることをあげている。

さらに、岩田社長の任命責任を理由に、独立社外取締役の戸田一雄氏、宮田秀明氏、斉藤惇氏の再任にも反対の議決権行使をしたとしている。

また、第２位の大株主もヤフーと同様に反対の議決権行使をしたことを発表、両社が持つアスクル株を合わせると過半数になることから、来週行われる株主総会で岩田社長の退任は不可避な情勢となっている。