変革に貢献を…経済同友会 新体制スタート
企業経営者らをメンバーとする経済同友会は、テクノロジー、金融、小売り、ベンチャーから新たな副代表幹事を迎え、新体制をスタートしました。
経済同友会・櫻田謙悟代表幹事「“ウィズ・アフター・コロナ”という環境への適応という問題意識を共有し、日本の再生に貢献することは、私たち経営者の最大の責任だといえると思う」
櫻田代表幹事のもと、経済同友会の副代表幹事に就任した4人の企業経営者らは、新型コロナウイルスをきっかけに起きている社会の変革にどう貢献したいか、次のように抱負を語りました。
東芝・車谷暢昭社長「テクノロジーの力で社会が大きく変えられるタイミングが近づいていると実感している」
東芝の社長を務める車谷氏は、社会がデータを活用して大きく変革するとの見方を示し、よりよい社会の構築に貢献したい考えを示しました。
日本政策投資銀行・栗原美津枝常勤監査役「企業の成長と一緒に二人三脚でいくような形での関与の仕方、そんな観点からも寄与していきたいと思う」
日本政策投資銀行で監査役を務める栗原氏は、デジタルやヘルスケア、教育などが経済成長の一つの鍵だとの見解を示しました。こうした分野で新技術やビジネスが生まれるよう、尽力したい考えです。
サントリーホールディングス・新浪剛史社長「安心感がないと将来の消費につながらない。いかに安心感を醸成していくか」
サントリー社長の新浪氏は、データを活用した消費の活性化を進め、デフレでない社会に戻していくことに貢献したいと述べました。
ブイキューブ・間下直晃社長「法律に関してもほとんど昭和にできたもの、もしくはもっと前にできたもので、新産業も日本で実装できず、世界に後れを取ることが起きています」
ベンチャー企業ブイキューブの間下社長はこのように述べた上で、デジタル化の進展で障害となる壁の解消に関わっていきたいとの意向を示しています。