政府の経済財政諮問会議が開かれ、経済財政運営の方針いわゆる「骨太の方針」の原案が示されました。新型コロナウイルスの克服のほか、グリーン、デジタルなど四つの分野への重点的な投資が柱となっています。

菅首相「まずは、新型コロナ対策に最優先で取り組みながら、特にグリーン、デジタル、地方、子ども。この四つの課題に重点的な投資を行い、力強い成長を生み出すことにいたします」

原案では、新型コロナウイルスへの対応として、緊急時は、より強力な体制や司令塔の下で、医療などの対応を進めるとしています。平時から、治療薬やワクチンの実用化や、接種体制の確保などができるように、法的措置を検討することも示されています。

また、環境問題に取り組むグリーン化、デジタル化、子育て支援、地方活性化の四つを軸に、経済成長を目指すとしています。子育て支援では「こども庁」を念頭に、子どもに関する様々な課題に総合的に対応する行政組織を創設するため、早急に検討に着手するとしています。

さらに、多様な働き方を実現するため、選択的週休３日制の導入・普及を図るとしています。政府は骨太の方針について、来週にも閣議決定する方針です。