保育や介護“賃上げ3%程度”方針固める
政府は保育や介護、看護の現場で働く人の収入をひと月3パーセント程度引き上げる方針を固めました。経済対策に盛り込み、来年2月から実施します。
政府は公的に処遇が決まる保育士・介護職員・看護師の賃金を3パーセント程度引き上げることで、民間の賃上げの流れにもつなげたい考えです。
現在、待遇が全産業平均より低水準の保育士と介護職員は平均でひと月9000円の賃金アップとなるようにします。幼稚園の教諭も保育士と同様にします。
看護師は、平均ひと月1万2000円引き上げますが、対象を救命救急センターが置かれている医療機関の看護師などに絞ることで検討しています。
財源は来年2月から9月分を補正予算案に計上し、来年10月以降は安定財源を確保する方向です。