新生銀行あすの臨時株主総会を急きょ中止に
新生銀行は、SBIホールディングスによる買収を回避するため、25日、臨時株主総会を開く予定でしたが、急きょ中止すると発表しました。現経営陣は来年、退任する意向です。
新生銀行はSBIホールディングスに対抗する買収防衛策の発動の是非を株主に問うため、25日に臨時株主総会を開催する予定でしたが、24日の取締役会で買収防衛策を発動しないことを決定しました。このため、臨時株主総会を急きょ中止します。
新生銀行はこれまでTOBについては反対の意思を示していましたが、一転して24日、「中立」の意見を表明しました。SBIが新生銀行の経営方針を尊重し、安定性を考慮した経営体制の移行を行うことに賛同したためとしています。
これによりSBIによるTOB(=株式公開買い付け)は進むことになります。
新生銀行は、来年2月をメドに株主総会を開催し、SBIホールディングスが推薦している3人を含めた取締役候補を諮る方針を明らかにしました。
現経営陣は新たな取締役が選任され次第、退任する意向だとしています。