月例経済報告 景気判断5か月ぶり下方修正
政府は、2月の月例経済報告で外食や旅行など「一部に弱さがみられる」として、景気の判断を5か月ぶりに下向きに修正しました。
山際経済再生相「外食、旅行、サービス、こういったものの消費が今も弱含んでいるし。先行きにも影響してくる」
2月の月例経済報告は、「景気は、持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残る中で、一部に弱さがみられる」として、景気の判断を下向きに修正しました。弱さがみられたのは、外食と旅行です。
年明けからオミクロン株の感染が急速に広がり、まん延防止等重点措置が広く実施されたことが、個人消費の持ち直しを妨げました。前の月に比べて判断を下向きに修正したのは去年9月以来、5か月ぶりです。
景気の先行きについては、新型コロナの感染拡大のほか、原油価格やウクライナ情勢も注視する必要があるとしています。