イスラエル“首相らに報復攻撃決定委ねる”ゴラン高原への攻撃めぐり
イスラエルとイランが支援するレバノンの武装組織との間で、緊張が高まっています。イスラエル側は、12人が死亡したゴラン高原への攻撃をめぐり、首相らに報復攻撃についての決定が委ねられたと明らかにしました。
ゴラン高原で12人が死亡した攻撃をめぐりイスラエル軍は、着弾したロケット弾はイラン製で、「ヒズボラ」の攻撃だと主張する一方で、ヒズボラは関与を否定しています。
イスラエルは28日に閣議を開き、ネタニヤフ首相とガラント国防相に報復攻撃の手段や時期について委ねることが決まったと明らかにしました。
イランから軍事支援をうけるヒズボラとイスラエルが全面衝突すれば、中東の地域紛争に拡大する恐れがあるとして懸念が高まっています。
現地メディアは、「報復攻撃は強力なものになる一方で、即座に全面戦争に至るものにはならない」との見通しを伝えています。