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米国務長官 露に外交による問題解決求める

2022年1月8日 12:12

軍事的緊張が続くウクライナ情勢をめぐり、ロシアとの協議が来週に迫る中、アメリカのブリンケン国務長官が7日、外交による問題解決を改めてロシア側に求めました。

ウクライナ情勢をめぐっては、アメリカとロシアの高官が10日にスイスで「戦略的安定対話」を開くほか、12日にはベルギーで、NATO(=北大西洋条約機構)とロシアの協議も行われます。

これを前に、ブリンケン国務長官が会見し、「外交は危機を解決するための唯一の責任ある方法だ」とした上で、「進展がみられる分野があると信じている」と事態打開への期待感も示しました。

ブリンケン国務長官「ロシアが我々の行動に正当な懸念があるなら、米国やNATO同盟国などは聞き入れる用意がある」

一方で、ロシア軍がウクライナ国境付近におよそ10万人の部隊を維持しているとの見方を示し、「短期間にその2倍の兵力を動員する計画がある」と警戒感も示しました。ブリンケン長官は「ロシアが軍を増強したり、挑発的な言動をエスカレートさせ続ければ、協議の進展は難しい」とけん制しました。