南極海でロシアの調査船が氷に阻まれ、約１週間にわたって立ち往生している。

　南極海を航海中のロシア船籍の調査船が２４日から、強風によって流されてきた氷に閉じ込められ、身動きが取れなくなっている。２７日には近くにいた中国の砕氷船が救助に向かったが、分厚い氷に阻まれ、救助に至らなかった。

　この調査船には気候変動の調査チームや観光客ら７４人が乗っており、その大半はオーストラリア人だという。現在、オーストラリアの砕氷船が救助に向かっているという。