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中国と台湾、分断以降初の閣僚級公式会談

2014年2月12日 1:46

 中国と台湾の間で初めて、当局の閣僚級同士による公式会談が開かれた。公式会談は11日、中国・南京で行われ、それぞれ中台関係の政策をになう閣僚級の担当者が参加した。

 互いに主権を認めていない中国と台湾は、2008年台湾に馬英九政権が発足して以降、民間レベルでの交流は進んでいるが、担当官庁のトップが政治的に話し合うのは、1949年の分断以降、初めて。会談では、出先事務所の相互設置や幹部同士の連絡ルートをつくることで合意したという。

 今後、中国と台湾の首脳会談の実現につながるかどうか注目されるが、今年秋、北京で開かれるAPECに台湾の馬英九総統が参加するのかなどの話はしなかったという。