北朝鮮当局、国連に訪朝を提案
北朝鮮の人権問題をめぐって国連では現在、非難決議が準備されているが、北朝鮮当局が国連の担当者に対し、決議案の内容の一部削除と引きかえに、北朝鮮訪問を提案したことがわかった。
北朝鮮の人権問題を担当する国連のダルスマン氏は27日、北朝鮮の国連大使らと会談したことを明らかにした。
北朝鮮はこれまで、人権担当者の訪朝を拒否してきたが、会談の中で訪朝するよう提案があったという。ただ北朝鮮側はその条件として、国連で近く討議される「北朝鮮の人権問題に関する総会決議案」の文面のうち、「人権問題を国際刑事裁判所に付託するよう安全保障理事会に促す」とする部分と、「金正恩第1書記に責任がある」とする部分の削除を求めたという。