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韓国紙が“拉致調査報告書”入手と報道

2014年11月7日 12:25

 韓国の新聞「東亜日報」は、日本政府の拉致問題対策本部が今年9月、北朝鮮の拉致被害者について脱北者から聞き取りを行い調査報告書を作成したと報じた。

 7日付の記事では、この報告書は日本政府の拉致問題対策本部が韓国の拉致被害者家族会とともに脱北者から聞き取った内容だとしている。横田めぐみさんが入院していた病院関係者の証言として、横田めぐみさんは平壌市内にある49号病院に入院、病院関係者に日本の住所を知らせ、自分の消息を伝えてほしいと頼むこともあったとしている。また、記事では、横田めぐみさんは入院当初は健康状態が良かったものの、精神安定剤を大量に投与され1994年4月10日に死亡、北朝鮮の秘密警察である国家安全保衛部の指示により遺体は、近隣の山中に埋められたとしている。

 韓国の拉致被害者家族会の代表は、9月に日本政府の担当者とともにこの脱北者から聞き取り調査を行ったと話している。