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アフガン駐留米軍 年末まで兵力維持

2015年3月25日 12:37

 アメリカのオバマ大統領は24日、アフガニスタンのガニ大統領と会談し、アフガニスタンに駐留するアメリカ軍の撤収のペースを遅らせ、今年末まで現在の兵力を維持することで合意した。

 アメリカは、これまで約9800人まで減った駐留部隊を、今年の年末までに半減し、来年終わりには完全に撤収する計画だった。しかし、治安の悪化を懸念するガニ大統領の要請を受けて、現在の規模を、今年中は維持することで合意した。

オバマ大統領「今年末まで駐留米兵9800人を維持する決断をした。2016年の撤退スケジュールは、今年後半に決める」

 オバマ大統領は、完全撤収の時期に変更はないと強調。ガニ大統領の要請に配慮しつつも、これまでの計画通り、自らの任期中にアメリカ軍の駐留を終えたい方針。