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ナッツ裁判 被告側“寛大な判断”求める

2015年4月1日 19:10

 乗務員のナッツの渡し方に激怒し、航空機を引き返させた韓国の大韓航空の前副社長に対する控訴審が1日に始まった。

 大韓航空の前副社長・趙顕娥被告は懲役1年の一審判決を不服として控訴した。1日の控訴審初公判で趙被告側は、一審で認定された「航路変更罪」について、「航空機は滑走路にあって航路には入っていない」と主張した。趙被告は法廷で「過ちを反省し、悔いています。心から申し訳ありません」と改めて謝罪、弁護側は「精神的にも疲弊している」と寛容な判断を求めた。

 これに対し検察側は「私的な立場を乱用して航空機の安全を脅かした重大な事案であり、被告が心から反省しているか疑問だ。懲役1年の一審判決は極めて軽い」と述べ、より厳しい量刑を求めた。