対露防衛強化…財政規律緩和へ基本法の改正案可決 ドイツ
ドイツの連邦議会は18日、ロシアに対する防衛強化のため、財政規律を緩和して大型の財政出動をしやすくする基本法の改正案を可決しました。成立すれば、ドイツの防衛力強化に向けた動きが加速することになります。
ドイツの下院にあたる連邦議会は、国防費の増強に向け、大型の財政出動を可能にする基本法の改正案を3分の2以上の賛成で可決しました。成立すれば、GDP(=国内総生産)比1%を超える国防費について、国債の発行を抑制する基本法の制限を受けずに増やすことができるようになります。
これまでドイツでは厳しい財政規律が維持されていましたが、ウクライナ支援をめぐるアメリカ・トランプ政権の路線変更を受けて方針を転換し、対ロシアの防衛力強化を急ぐ方針です。
最終更新日:2025年3月19日 10:29