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アサド政権退陣なしに平和来ず~米国務長官

2015年11月13日 11:19

 シリアの内戦終結に向け関係国などが会議を開くのを前に、アメリカのケリー国務長官は12日、「アサド政権が退陣しない限り平和は訪れない」と改めて強調した。

 アサド政権の処遇を巡り、アメリカとロシアの対立が続く中、関係国や国連による会議が14日にオーストリアで行われる予定。これに先立ち、ワシントン市内で講演したケリー国務長官は、アサド政権の存続は認められないとの立場を改めて強調した。

 ケリー国務長官「我々とパートナーはアサド政権が退陣しない限り、平和の訪れも、過激派組織『イスラム国』の壊滅も不可能だと思っている」

 ロシアはアサド大統領が続投する余地を残す和平案を関係国に提示しているが、ケリー長官は「各国は自国の意見に固執せず、次の段階に進む責任がある」とけん制した。