「シリア1年半以内選挙目指す」関係国合意
内戦が続くシリアをめぐり、欧米など関係国は14日、オーストリアで外相会議を開き、事態を収拾して新たな政権を樹立するためアサド政権と反体制派が対話を始め、1年半以内に選挙を目指すことで合意した。
会議に参加した17か国と国連などは、アサド政権と反体制派が来年1月1日を目標に協議を始め、半年以内に政権の移行を実現させることで一致した。また、1年半以内に国連の監視下で選挙を行うことでも合意した。
一方で、この会議にはシリアは参加していない上、今後の協議に反体制派の、どのグループを参加させるかも合意に至らなかった。
また、焦点となっているアサド政権の処遇についても、アメリカとロシアとの間で依然、隔たりがあることが浮き彫りになった。