アメリカ同時多発テロから22年「久しぶりにきたよ…」日本人遺族、4年ぶり追悼式典に参列
アメリカ同時多発テロから22年となった11日、現場となったニューヨークなど各地で追悼式典が行われました。
同時多発テロから22年となったニューヨークの世界貿易センタービルの跡地で11日、追悼式典が行われました。飛行機がビルに衝突した時刻やビルが崩壊した時刻に鐘が鳴らされ、犠牲者一人一人の名前が読み上げられました。
当時34歳で亡くなった杉山(住山)陽一さんの両親は、コロナ禍を経て4年ぶりに式典に参列しました。
息子・陽一さんを亡くした 住山一貞さん
「(息子には)『久しぶりにきたよ』ということですかね。昔から親に先立つのは親不孝だといいますが、私の老後の生きがいを(息子が)与えてくれたのかなと、そんな感じがします」
「体力的な問題で、式典に参加するのは今回で最後かもしれない」と話す住山さん。
2001年に起きた同時多発テロでは、日本人24人を含む2977人が犠牲となりました。当時を知らない世代も増える中、記憶の風化が懸念されています。