春節祝う中国 花火・爆竹で深刻な大気汚染
中国は8日、旧暦の正月である春節を迎えた。北京市内でも7日夜からいたる所で花火や爆竹で祝う光景が見られ、深刻な大気汚染を招いている。
中国各地では、新年を祝い魔よけの意味があるという花火や爆竹の音が鳴り響いた。北京市当局によると、花火や爆竹の影響で、8日午前までに大気汚染物質のPM2.5が、1立方メートル当たり1000マイクログラムを超える地点が相次ぎ、大気汚染が深刻化した。
大気汚染対策から、中国の都市部を中心に年々規制が強化され、上海では今年から市街地での使用が全面的に禁止されている。北京でも、販売期間の短縮や店の数を減らすなどの対策を講じたが、効果は薄かったものとみられる。