中国への対応を議論 米ASEAN首脳会議
海洋進出を強める中国への対応などを議論するためアメリカがASEAN(=東南アジア諸国連合)の首脳を招いた初めての会議が15日、カリフォルニア州で始まった。
2日間の会議の冒頭でオバマ大統領は、中国が南シナ海で進める埋め立てや領有権を巡る問題などを念頭に次のように呼びかけた。
オバマ大統領「我々はこの会議でこの地域の秩序に対する認識を共有できる。航行の自由を含む国際法が守られ、紛争は平和的・法的に解決されるべきだ」
アメリカとしてはASEAN各国との連携を強めることで中国をけん制したい考えだが、ASEANの中にはラオスやカンボジアなど経済で中国に強く依存している国もあり、今回の会議でどこまで一致できるかが焦点となる。