“英離脱”めぐり…EU首脳会議始まる
イギリスがEU(=ヨーロッパ連合)から離脱するかの是非を問う国民投票を行うのを前に、EUは対応を話し合うため、18日から首脳会議を開いている。イギリスは移民問題などをめぐりEUの改革を求めていて、合意に達するかが焦点。
イギリスのキャメロン首相はEUに対し、入国する移民の社会保障の一部を最大4年間制限することなどを柱とした4項目の改革を求めている。
キャメロン首相「私はイギリスのために戦う。要求が満たされない改革案には合意しない」
イギリスでは移民の急増で国民の不満が高まっているが、EU残留を目指すキャメロン首相としては改革を勝ち取った上で国民投票に持ち込みたい考え。
イギリスへ多くの移民を送り出している東ヨーロッパの国には不満がくすぶっているが、イギリスが離脱すればEUの経済力が低下することなどから合意に向けた調整が行われる見通し。
会議は日本時間19日夜までの予定で、イギリスメディアは、まとまればキャメロン首相は6月末にも国民投票に踏み切る構えだと伝えている。