パナマ文書流出元の法律事務所、法的手段も
いわゆる「パナマ文書」をめぐる問題で、文書の流出元となった中米パナマの法律事務所は10日、企業名などを公開したジャーナリスト連合に抗議し、法的手段を取る構えを明らかにした。
流出元となった「モサック・フォンセカ」は10日、声明を発表し、「公開された情報は違法に入手された上、間違いが含まれている」と非難した。その上で情報を公開したICIJ(=国際調査報道ジャーナリスト連合)に対し、「犯罪行為であり、厳しい法的手段を取らざるを得ない」としている。
ICIJは9日、タックスヘイブンに設立された世界21万以上の企業や関連する企業、個人名などをホームページで公開したが、法律事務所は流出した文書は「盗まれたものだ」と主張している。