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金正男氏遺体“日本側提供の指紋”で確認

2017年3月15日 13:15

 北朝鮮の金正男氏が殺害された事件で、警察を所管するマレーシア内務省の副大臣がNNNの取材に応じ、日本政府から提供された指紋情報などが遺体の身元確認の重要な材料となったことを明らかにした。

 この事件は先月、マレーシアの空港で金正男氏が殺害されたもので、警察は先週、遺体を正男氏と確認したと発表した。確認方法については発表されていないが、警察を所管する内務省のジャズラン副大臣は、日本政府から提供された指紋情報などで遺体の身元を確認したと話した。

 マレーシア内務省・ジャズラン副大臣「遺体の身元特定のため、指紋情報などを提供してくれたことを日本政府に感謝しています。日本政府からすべての必要な情報を得ることができました」

 正男氏は2001年に日本で入国管理当局に拘束され、その際に採取された指紋情報がマレーシア政府に提供されたという。政府関係者は親族からDNAが得られておらず、試料が少ない中で、日本の指紋情報などが身元確認の決め手となったことを明かしている。