トランプ氏宅からの押収文書を独立検証「特別管理人」任命決定 刑事捜査は一時差し止め
アメリカのトランプ前大統領の自宅への家宅捜索をめぐり、フロリダ州の連邦地裁は5日、FBI(=連邦捜査局)が押収した文書などを独立して検証する「特別管理人」を任命する決定を下しました。関連する刑事捜査は一時的に差し止められます。
「特別管理人」の任命は、トランプ氏側が求めていたものです。
FBI(=連邦捜査局)がフロリダ州のトランプ氏の自宅「マル・ア・ラーゴ」から押収した機密文書などの中に、捜査に無関係なトランプ氏の個人的な所有物や弁護士との相談内容など、開示を拒否できる資料が含まれているかなどを、第三者の立場で独立して検証します。
「特別管理人」が任命され、押収品の検証作業が終わるまで、関連する刑事捜査は一時的に差し止められることになります。