イスラエル軍空爆で死者560人以上 ヒズボラは「モサド」本部狙う攻撃…応酬続き被害拡大
イスラエル軍がレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点などに行っている空爆による死者は560人以上に達しました。一方、ヒズボラも25日、イスラエルの情報機関「モサド」の本部を狙った攻撃を行いました。
レバノン・ベイルート南部で24日に撮影された映像では、建物に空爆が直撃し、大きな炎が上がる様子が確認できます。
イスラエル軍は23日以降、ヒズボラの施設を標的におよそ1500か所を空爆したとしています。一連の攻撃で、ヒズボラのミサイル部隊を指揮する司令官が殺害されたほか、子どもや女性を含む560人以上が死亡するなど、民間人への被害も広がっています。
一方、ヒズボラは25日、イスラエルの最大都市テルアビブ近郊にある情報機関「モサド」の本部を標的に、ミサイルを発射したと発表しました。
モサドは、レバノン各地でのポケベルなど通信機器の一斉爆発に関与したとみられています。