バイデン、トランプ両氏 互いを厳しく批判 ジョージア州で同時に集会
11月のアメリカ大統領選挙で対決する見通しのバイデン大統領とトランプ前大統領が9日、南部のジョージア州でそれぞれ演説し、互いを厳しく批判しました。
アメリカ大統領選は共和党の候補者がトランプ前大統領1人に事実上、絞られたことで、バイデン大統領とトランプ氏が再び戦う構図が固まりました。
こうした中、バイデン氏とトランプ氏は、それぞれ大統領選で接戦が予想されるジョージア州に入り、集会を開きました。バイデン氏は、この中でトランプ前政権時代の外交姿勢を批判しました。
バイデン大統領「(トランプ氏は)世界中の独裁者や権威主義者に、ごまをすってきた」
ただ、演説中にはパレスチナ自治区ガザ地区の情勢をめぐり、イスラエルに肩入れするバイデン大統領の姿勢を批判するヤジも起きました。
一方、トランプ氏は自らが刑事事件で起訴されていることが、バイデン政権による弾圧だと主張しました。
トランプ氏「(バイデン大統領は)民主主義への脅威だ。政府を(自分の)武器にした。FBIを武器にした。司法省を武器にした」
バイデン、トランプ両氏は今後、11月の本選に向けた遊説を本格化させる見通しで、非難の応酬もエスカレートしそうです。