日本人ピアニストが集団暴行受け重傷 NY
アメリカ・ニューヨークで日本人ジャズピアニストの男性が、若者の集団に執拗な暴行を受け重傷を負う事件がありました。
日本人ジャズピアニストの海野雅威さんは先月27日の夜、地下鉄の改札口をふさいでいた8人ほどの男女をよけて出ようとしたところ、「ぶつかった」「俺の女は妊娠しているんだ」などと因縁をつけられ、殴る蹴るの暴行を受けました。
地上に逃げた後も暴行は続き、海野さんは右肩や右腕を骨折する重傷です。金品は奪われませんでしたが、海野さんは「命の危険を感じた」と話しています。
事件を受け現地の日本総領事館は、治安が悪化しているとして注意を呼びかけています。
一方、海野さんを支援する募金サイトが立ち上がり、わずか1日あまりで950万円ほどが集まるなど、支援の輪が広がっていて、海野さんは「普段目に見えない人のつながりに感激している」と話しています。