スーパーチューズデーで圧勝、トランプ前大統領が勝利宣言 共和党候補者選び
アメリカ大統領選に向けた共和党の候補者選びは、山場となる「スーパーチューズデー」を迎え、トランプ前大統領が勝利を宣言しました。演説が行われたトランプ氏の自宅前から中継です。
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トランプ氏の演説を取材しましたが、会場に集まった支持者の熱気とは対照的に、トランプ氏はいつものバイデン氏に対する批判も覇気がなく、疲れている印象を受けました。
アメリカ・トランプ前大統領「バイデンはアメリカ史上最悪の大統領だ。11月5日(本選挙)は我が国の歴史上、最も重要な1日となるだろう」
トランプ氏は先ほど支持者を前に演説し、11月の本選挙を見据え、バイデン氏への対抗心を露わにしました。
NBCによりますと、6日に投票が行われた15の州のうち、ヘイリー元国連大使がバーモント州をおさえたものの、これまでのところ他の12の州でトランプ氏の勝利が確実となりました。
アメリカメディアは「トランプが勝利することはわかっていた」としつつ、バーモント州を落としたことは「無党派層や中立的な共和党員からの支持の弱さを浮き彫りにした」などと報じています。
一方、ヘイリー陣営は先ほど「共和党員の多くがトランプ氏に深い懸念を持ったままだ」と述べる一方、撤退するかどうかはまだ明らかにしていません。