サッカーW杯のスタジアムで接種始まる 仏
フランスで、変異した新型コロナウイルスの感染が拡大しているのを受け、サッカーのワールドカップで使われたスタジアムなどで大規模なワクチン接種が始まりました。
会場となったのは1998年のサッカーワールドカップにあわせて建設され、決勝戦でも使われたフランス最大のスタジアムです。スタジアムでは接種するワクチンを選ぶことができ、モデルナを打つ人は左側に、ファイザーを打つ人は右側に行くというように、エリア分けされています。
予約制で、1日に2000人が接種を受けることができるということで、こうした大規模な会場が今週、フランス全土に100か所以上設置される予定です。
ワクチン接種を受けた女性は「希望したワクチンの接種を受けました。待たされませんでしたし、最高です」と話していました。
フランスでは、1日の感染者が6万6000人を超える日もあり、政府は、夏までに人口の4割以上となる3000万人の接種を目指しています。