「パタゴニア」創業者 4300億円相当の株式を環境保護団体などに寄付 米
アメリカのアウトドア用品大手パタゴニアの創業者は自身と家族が保有するおよそ4300億円相当の株式の全てを環境保護団体などに寄付したと発表しました。
パタゴニアの創業者イボン・シュイナード氏はホームページに「地球が私たちの唯一の株主」というタイトルで声明を出しました。
その中で、自身と家族が保有する株式の全てを環境保護を目指す団体と気候変動に取り組む非営利団体に寄付すると発表しました。
アメリカメディアによりますと総額30億ドル日本円でおよそ4300億円相当だということです。
パタゴニアはこれまでも環境負荷の少ない素材の使用や売り上げの1%を環境保護に充てるなどしてきましたが、シュイナード氏は十分ではなかったとし、全株式の寄付によって年間およそ140億円の利益を環境保護に生かすと説明しています。
アメリカではマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏らが世界の富豪に資産の半分以上を慈善活動に寄付するよう呼びかけてきました。
シュイナード氏の全株式の寄付は社会貢献のあり方に一石を投じることになりそうです。