空爆で死亡の女性から女児が誕生 ガザ地区
パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエル軍の空爆で死亡した妊娠中の女性から、女の子が誕生しました。
病院で医師が行ったのは、死亡した妊婦への帝王切開です。生まれた赤ちゃんは女の子で、取り上げられたあと、すぐに集中治療室(=ICU)に運ばれ、一命を取り留めました。
ロイター通信によりますと、イスラエル軍は20日から21日にかけてガザ地区南部ラファを空爆し、赤ちゃんの母親と父親、姉を含む19人が死亡しました。
担当の医師は、赤ちゃんは1400グラムで生まれたものの、健康状態は安定しているとしています。しばらく入院した後、親族が引き取るということです。
こうしたなか、ネタニヤフ首相は21日、イスラム組織ハマスに対して「さらなる痛烈な打撃を与える」「今後数日間、軍事的、政治的圧力を強める」と話しました。国際社会が懸念するガザ地区南部ラファへの地上作戦を改めて示唆した形です。