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ノーベル平和賞・授賞式「真実伝え続ける」

2021年12月11日 12:34

ノーベル平和賞の授賞式が2年ぶりに対面で行われ、受賞した2人のジャーナリストは権力に屈することなく真実を伝え続けると決意を語りました。

ノルウェーのオスロで10日に行われたノーベル平和賞の授賞式には、フィリピンのジャーナリスト、マリア・レッサ氏とロシアで独立系新聞の編集長を務めるドミトリー・ムラトフ氏が出席しました。

新型コロナウイルスの影響で対面形式で行われるのは2年ぶりで、2人には記念メダルと賞状が贈られました。

マリア・レッサ氏「事実がなければ真実には迫れないし、真実がなければ信頼も得られません」

レッサ氏はスピーチで報道の自由の大切さを訴えたうえで、ソーシャルメディアでは怒りや憎しみを含んだウソが事実よりも早く広がるとして、警鐘を鳴らしました。

一方、ムラトフ氏は「ロシアではジャーナリズムが暗黒の時代を迎えている」と話し、メディアや人権団体などが「人民の敵」と位置づけられ、弾圧を受けていると訴えました。そして、権力の不正を追及して命を落とした同僚の記者らのために黙祷を呼びかけました。

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