“貿易戦争”激化か?トランプ関税に中国は「徹底抗戦」の構え…報復の応酬懸念
関税ショックが止まりません。アメリカのトランプ大統領は中国が報復関税を撤回しなければ50%の追加関税を課すとして、報復の応酬が懸念されています。
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記者(米・ホワイトハウス 日本時間午前0時半頃)
「いま、大谷翔平選手の姿が見えました」
昨シーズン、ワールドシリーズ制覇を果たしたロサンゼルス・ドジャース。そのお祝いのため、トランプ大統領が招きました。
トランプ大統領
「イケてるね。私の後ろにはいつも政治家らがいるけど、彼らは別にイケてない。ホワイトハウスに迎えることができて感激している」
「ショウヘイ・オオタニ。まるで映画スターだ」
日本のスターに笑顔を見せた、この直前。日本への不満も見せていたトランプ氏。
トランプ大統領SNSより
「日本は貿易でアメリカをとてもひどく扱ってきた」
日本に対して発表された24%の関税。9日午後1時すぎから発動となります。何が起こるか分からない状態。株式市場は、緊張が続いています。
7日、過去3番目の下げ幅となった日経平均株価。8日は一転。一時上げ幅が2100円を超え、大幅に上昇しました。
投資歴2~3年 自営業(70代)
「きょうまた元に戻った。ちょっとはホッとしています。いま株買っているというのは妻に内緒にしてる」
──嫌がられる?
投資歴2~3年 自営業(70代)
「あまりそういうこと(妻は)好きじゃないから」
投資歴4~5年 会社員(40代)
「関税とかで問題になっていると思うけど、お互い両国が前向きにやっていかないと世界の経済よくならないと思う」
「平和的に」とはいかなそうなのが、中国です。トランプ関税に対する報復関税を発表していますが、アメリカ側は、これを撤回しなければ、50%の追加関税を課すと表明しています。
これに対し…。
中国外務省会見 報道官(8日午後)
「もしアメリカ側が米中・世界の利益を無視し関税戦争を強行するのであれば、中国側も最後まで付き合ってやる」
まさに“徹底抗戦”の構え。