ヘイリー氏、選挙戦からの撤退を表明 共和党候補者選び
アメリカ大統領選に向けた共和党の候補者選びで、ヘイリー元国連大使が6日、選挙戦からの撤退を表明しました。これにより、トランプ前大統領が共和党の候補者指名を獲得する見通しとなりました。
アメリカの大統領選挙に向けた野党・共和党候補者選びで、ヘイリー元国連大使が日本時間の7日午前0時すぎから地元・サウスカロライナ州で演説し、選挙戦からの撤退を表明しました。
ヘイリー氏の撤退で、トランプ前大統領が共和党の候補者指名を獲得する見通しとなりました。
NBCによりますと、ヘイリー氏は演説で、「国中から寄せられた多くの支援に感謝の気持ちでいっぱいだが、選挙活動をやめる時が来た」と撤退を明らかにした上で、「後悔はない」と述べました。
ただ、ヘイリー氏はこの演説ではトランプ氏への支持は表明せず、「彼を支持しなかった党内外の人々の票を獲得できるかどうかは、トランプ氏自身にかかっている」と述べるにとどまりました。
共和党の候補者選びの山場「スーパーチューズデー」では、投票が行われた15の州のうち、14州でトランプ前大統領の勝利が確実となり、ヘイリー氏が制したのはわずかバーモント州1州にとどまりました。