北朝鮮メディアは、建国75周年の記念日にあたる9日、軍事パレードを行ったと伝えました。

北朝鮮国営の朝鮮中央テレビによりますと、首都・平壌では軍事パレードに先立ち、金正恩総書記が出席する中、建国75周年を祝う中央報告大会が開かれました。

9日午前0時過ぎからは、中心部の金日成広場で民兵組織による軍事パレードが行われ、金総書記のほか、ジュエ氏とみられる娘や中国から招待された劉国中副首相も参加しました。

今回のパレードはICBM（＝大陸間弾道ミサイル）などの大型兵器は登場しない形で行われたとみられています。

また、金総書記は劉副首相らと会談も行い、中朝の友好関係の発展などについて確認しました。北朝鮮としては、記念日に代表団を招くことで中国との結束を誇示する狙いがあるとみられます。